
フィンペシアの飲み方は先発薬のプロペシアと同じで、1日1錠を毎日同じ時間に欠かさず飲み続けます。食事の影響を受けないフィンペシアは、食前・食後どちらでも服用できます。
フィンペシアの服用を止めると、薄毛は再び悪化してしまいます。フィンペシアは、薄毛を抑えたい期間ずっと飲み続けることが必須です。
他にもフィンペシアは服用禁忌や注意点がありますので、服用する前に必ず知っておきましょう。
フィンペシアは1日1回を長期にわたって継続
フィンペシアの用法・用量は日本国外での添付文書で1回1mgを1日1回、水もしくはぬるま湯と一緒に服用します。規則正しい服用間隔を空けて効き目が安定するように、飲む時間を決めて毎日同じ時間に飲みましょう。
フィンペシアは食事の影響を受けないので、食前・食後どちらに飲んでも問題ありません。
フィンペシアを飲み忘れた場合は、気づいた時に飲み忘れた分だけ飲むようにしてください。決して1度に2錠飲むようなことはせず、次の服用時間が近い場合は1日とばして飲みましょう。
もし1度に2錠以上飲むと過剰摂取となり、副作用が強まる恐れがあります。
フィンペシアは最低でも6ヶ月の服用期間を設けましょう
フィンペシアの服用は長期が基本であり、効き目が出ないようなでも最低6ヶ月は服用して有無を判断します。短期間の服用で「効かない」と判断して途中で止めるのは治療費および時間の無駄になりかねませんので、フィンペシアを飲み始めたら6ヶ月以上の服用期間を設け、じっくり腰を据えて治療を続けましょう。
ミノキシジルと併用する場合
フィンペシアとミノキシジルを併用してAGA治療をする場合、どちらも服用間隔を均等に保つことが大切ですので、同じタイミングで服用するのが良いでしょう。ミノキシジルの外用薬は1日2回、朝夕に塗布するので、どちらかの時にフィンペシアを一緒に飲むようにしましょう。ミノキシジルの内服薬は1日1回ですので、フィンペシアと同時に服用して構いません。
フィンペシアを服用する際の注意点
フィンペシアを6ヶ月服用しても抜け毛が減らない場合は、医師に相談してください。
フィンペシアの錠剤を分割するのは原則としてやってはいけません。もし分割する場合は錠剤の中の粉末に女性が触れないよう十部にご注意ください。
フィンペシアは女性の服用が禁忌とされています。内服のみならず、薬の粉末(錠剤を割った際に飛び散る場合など)に触れてもいけません。
過去にフィンペシアやプロペシアなどのフィナステリド製剤を服用して過敏症(薬に対するアレルギー反応)が出た方も同様にフィンペシアの服用ができませんのでご注意ください。
肝機能障害がある方がフィンペシアを服用すると、病状が悪化する恐れがありますので、服用する場合な必ずかかりつけの医師に相談してください。
フィンペシアを服用している間は、献血ができません。日本赤十字社が献血の制限を行っており、フィンペシアの先発薬であるプロペシアを服用中の方は献血が不可とされています。
フィンペシアの服用中は、前立腺がんの検査で測定されるPSA値がおよそ半分に低下します。もしフィンペシアを飲んでいて前立腺がんの検査を行う場合は、あらかじめフィンペシアもしくはフィナステリドを服用している旨を医師に伝えてください。