
フィンペシアは男性ホルモンを抑え込む働きがあるので、ホルモンバランスが乱れて様々な形で副作用として発症します。主な副作用は性機能の低下ですが、他にも体が女性化(乳房のふくらみ)する等ホルモン特有の症状が出る場合があります。
フィンペシアを服用する際には、性生活の質の低下や不妊といったリスクを考慮し、パートナーとよく相談した上で服用しましょう。
フィンペシアで最も多い性機能の低下
フィンペシアの副作用は、頻度は少ないものの(臨床試験では被験者のおよそ1%に発症)、男性の性機能に関する症状が最も多いです。
- 性欲減退
- 勃起不全(ED:勃ちが悪い、中折れなども含む)
- 射精障害(オーガズムに達しにくくなる)
- 精液の減少
これらを発症した場合は服用している間ずっと性機能が低下し、場合によっては不妊の原因にもなります。
ただし、これらの副作用が出るのはあくまで一部の人であり、長期間にわたってフィンペシアを服用しても発症しない人もいます。
女性の服用は禁忌
フィンペシアおよびプロペシアは、女性(特に妊婦)が服用するとお腹の赤ちゃんの生殖器に影響をおよぼす恐れがあるため、女性の服用が禁忌とされています。錠剤の表面はコーティングが施されていますが、分割すると中の成分が飛び散ります。フィナステリドは粉末に触れても皮膚から摂取されてしまうため、女性は粉末に触れてもいけません。
こういった事を踏まえ、子供が欲しいとお考えの場合はフィンペシアやプロペシアの服用を控えることが望ましいです。
性機能の低下に対策はある?
フィンペシアの服用によって性欲減退や勃起不全が発症したら、精力剤やED治療薬を服用するのが手っ取り早い対策です。
フィンペシアには併用してはいけない薬や注意が必要とされる薬は特にないので、バイアグラなどのED治療薬と併用しても問題ありません。もちろんマカ等の精力サプリは医薬品ではないので同様に併用できます。
いざという時に役に立たなかったら、パートナーとの性生活に悪影響を及ぼし、関係の悪化にも繋がりかねません。
AGA治療を継続しながら性生活の質を保ちたい、という方はさらに費用が必要となってきますが、当サイトで紹介しているあんしん通販マートのような個人輸入代行サービスを利用すれば、ED治療薬も安価で購入することができます。
フィンペシア服用初期に起こる副作用
フィンペシアの服用を開始してから最初の頃は、薬の作用に体が慣れず以下のような初期症状が起こりやすくなります。
- 胃部不快感
- 倦怠感
- 頭痛
- 眠気
- めまい
フィンペシアは男性ホルモンを抑制する作用があるため、服用初期は急激にホルモンバランスが変化し、上記のような症状が起こりやすくなります。
これらの初期症状は2週間ほどで体が慣れるとともに緩和されます。
フィンペシアが肝臓におよぼす副作用
フィンペシアの服用によって肝機能障害の副作用が出ることがあります。フィンペシアに限らず先発薬のプロペシアにおいても同様ですが、主成分フィナステリドは服用後に肝臓で代謝されます。
薬の代謝はお酒と同様に肝臓への負担がかかるため、もともと肝臓が弱い方が服用すると、肝臓の数値が異常に増加してしまう等、肝機能の副作用が出やすくなります。
フィンペシアを継続して服用する際には、定期的に医療機関を受診して肝臓の数値を測定することが望ましいです。肝臓は沈黙の臓器とも呼ばれており、障害が起こっても自覚症状が出にくいため、知らず知らずのうちに病状が悪化しやすい部位です。
フィンペシアの服用は常に肝臓への負担がかかっているという事を忘れずに、慎重に服用を続けましょう。